お墓には一般的に御影石と呼ばれる石を用います。よく耳にする大理石などよりも硬く耐久性が高い石材です。御影石は世界各地で産出があり、産地によって色や風合いが変わります。日本では四国の庵治石、大島石などが有名です。
近年の墓石は産出量が豊富な中国材を使うことが多くあります。輸入材の場合、墓石として安心できる材質か充分にチェックを行います。お客様のご希望や予算に沿って、石材をご提案いたします。
お客様が紙に書いた字や絵柄をお墓へ彫刻することが可能です。
紙に書いた文字や絵柄をパソコンで取り込み、墓石へ彫刻できるようデジタル化して調整いたします。図柄によっては難しい場合もありますが、可能な限り実現できるようご準備いたします。
多くの仏教宗派では新しくお墓を建てると、お墓に魂を入れる「開眼供養」を行います。お墓の前に祭壇を組み、御供物を捧げお寺のお坊様が読経されます。寺墓地の場合は本堂と墓前で行います。一連の儀式が終わると完全な「お墓」となり、故人と現世を繋ぐ場となります。
寿陵(生前にお墓を建てる)でお墓完成時に納めるお骨がない場合は、建ててすぐには行わず、納骨の際に開眼供養を併せて行う場合もあります。
國松石材では開眼供養の祭壇などもご準備いたします。
納骨とは、亡くなった個人を火葬し骨壷に入れたご遺骨を墓地などに埋葬することです。
仏教では四十九日または百か日法要の際に納骨することが多いですが、一周忌や御遺族のお心が落ち着いてからという場合もあります。
お墓の納骨室(カロート)が地上にある扉式などの場合は、個人での開閉が可能です。納骨室が地中にある場合は石材店へご依頼ください。
納骨の際は、ご遺骨の他に「埋・火葬許可証」と認め印が必要です。福岡市立霊園などでは墓所利用許可証の提出が義務付けられているところもあります。お供え物に特に決まりはありませんが、供花や果物、故人のお好きな食べ物を準備されると好いでしょう。また、お数珠を忘れないようにしましょう。
一般的に施主の服装は喪服またはブラックスーツなどの略式礼服が多いようです。基準は参列者より軽くならないことですが、参列者が家族のみで行う場合はこれに限らず、相談して平服で行う方もいらっしゃいます。
納骨を行う四十九日法要までに入れるのが一般的です。しかし必ずしなければいけないと決まっているわけではないので、四十九日を過ぎていたら気付いた時に、または一周忌などのタイミングでご依頼いただく場合もあります。
お墓の文字彫刻はご依頼いただいてから完了までに約1か月ほどお時間をいただきます。
ブラシやほうきなどでお墓全体の土や汚れを払い、土間の落葉や雑草を取り除きます。
墓石に鳥の糞や土埃などの固まりがある場合はたわしを使って落としましょう。最後に水拭きを行い、墓石を磨き上げます。
一見するときれいに見える墓石でも、風雨を受けて日々汚れが重なっていきます。汚れを放置しておくと、石の変色や劣化に繋がります。頻繁に水拭きすることが墓石の光沢を保秘訣ですが、お彼岸や盆正月などお墓参りの前に行うだけでもお墓も心もすっきりとなります。國松石材では清掃やお参り代行を行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
お墓の清掃で草取りは一番大きな作業とも言えます。特に春から夏の時期は、どんどん生えるので一度取っても追いつかないほどです。お墓に除草剤を使うことは墓石の色や強度に影響する可能性があるのでやめた方がよいでしょう。
対応としていくつか方法があります。①土間を敷石やモルタルで覆い固め、草が生える隙間も作らない方法。モルタルで砂利風にすることも可能です。②土を草が生えにくい防草砂土に変える方法。草取りの頻度がぐっと抑えられます。
お墓の環境や予算によって、適切な方法をご提案いたします。